d)CO2犯人説と冤罪

冤罪事件には共通した特徴があります。
このページでは、地球温暖化の犯人に炭酸ガス(CO2)が間違われた原因を追究します。

冤罪の発生要因

  • 社会的要請
  • 証拠が少ない事件
  • 初動捜査の誤り
  • 捜査陣のおごり
  • 容疑者への決めつけと自白の強要
  • 証拠のねつ造

社会的要請

 石油や石炭などのいわゆる化石燃料の採取可能な埋蔵量は、常に数十年分しかないと言われ続けてきていて、人類は子孫のためにエネルギー問題を解決する必要に迫られていた。
 原子力産業は、その放射性廃棄物の問題を解決することができず、衰退することが運命づけられているが、一発逆転の有効な一撃として地球温暖化CO2原因説が利用できると考えた。

証拠が少ない事件

 氷壁が海に崩れ落ちる映像とか、流氷の上をさまよう白クマの映像など、センセーショナルな映像がマスメディアをにぎわす一方で、炭酸ガスが地球温暖化の原因であることを裏付ける証拠はない。炭酸ガスが温暖化ガスである証拠はあるが、水蒸気のほうがもっと温暖化ガスである。

初動捜査の誤り

地球の炭素循環を研究する際に、まず、自然の炭素循環と人為的な炭素循環を分けて考察し、何の証拠も論証もなしに「自然の循環の収支はゼロ」と決めてしまった。そのため、地球大気の炭酸ガス濃度の増加原因は人為的な炭酸ガスの排出で説明するしかできなくなってしまった。
 ここで、真犯人を捜査リストから除外するという、大きな初動捜査の誤りを犯してしまったことに気づいていない人が多い。

捜査陣のおごり

 地球温暖化の研究では、スーパーコンピュータ技術を駆使した世界最速の地球シュミレータなどが使用され、将来の地球環境のモデル計算が行われている。世界最速のコンピュータによる計算結果を検証できるコンピュータはこの世に存在しない。
 計算プログラムで地球環境の再現ができるというおごりがある。現実の観測値と計算結果の違いを補正するために沢山のパラメータの調整が積み重ねられていて、人知の及ばない領域が増えている。そのため計算結果を信仰する宗教に変質しつつある。

容疑者への決めつけと自白の強要

 幸か不幸か、炭酸ガスは話しをすることができないので、直接的には自白の強要はできない。
 しかし、炭酸ガスが赤外線を吸収する能力あることを測定機で計測して、温暖化ガスであると決めつけている。実際には、水蒸気のほうがもっと強い温暖化ガスなのであるけれども、犯人と疑われてはいない。

証拠の捏造

 「クライメイトゲート事件」というキーワードで検索していただきたい。

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