CO2温暖化を問う2つの裁判(15)

2011/01/04 6:15 に Web編集 が投稿   [ 2011/01/04 6:30 に更新しました ]
2010年12月8日

 原告槌田敦は、以下の報告を公表した。

【第一論文掲載拒否事件】
 2010年10月28日、最高裁判所に、代理人による上告理由書と上告受理申立理由書を提出したが、これらに加えて、11月22日に上告人による上告理由補充書を提出した。
 その内容は、①学問の自由と本件の関係、②本件訴訟経過、⑨高裁判決における事実誤認、④裁判所による科学論争への介入、⑤本件違法行為の政治的動機、⑥結論、である。
 高裁は、編集委員会作成の「査読制度に関する考え方と指針」について、単なる「考え方」とし、 「指針」としての拘束力を認めなかったのであるが、その結果、学術研究の成果の発表妨害という憲法23条違反事件となった。

添付書類 上告理由補充書

【第二論文提出と掲載拒否通知】
 2010年9月14日、近藤と槌田は、 「大気中のCO2濃度増は自然現象であったⅡ・関連する事実と理論についての考察」と題する論文(第二論文)を気象学会に提出した。これは、2008年に投稿した論文の後半部分である。
 しかし、気象学会編集委員会は、この第二論文の掲載拒否を11月22日に通知してきた。
 この件については、第二事件となる可能性があり、後日まとめて報告する。

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