CO2温暖化を問う2つの裁判(6)

2010/05/30 5:52 に Web編集 が投稿   [ 2010/06/21 11:02 に更新しました ]
2010年5月30日

 原告槌田敦は、以下の報告を公表した。

 3月18日の地裁判決では、被告の「誤読」については一切判断せず、被告が「相応の科学的根拠をもって掲載することができないとした」と認定し、不法行為は成立しないとしたので、東京高裁に控訴することにした。

 第1回口頭弁論、7月12日(月)10時、 東京高裁809号法廷  【傍聴歓迎】
  注)6月21日は裁判所の都合で延期になりました。

 原告側は、すでに提出した控訴理由書を陳述する外、この理由書に加えて、判決を批判する追加的主張を準備書面として提出する。
 すなわち、判決で「投稿者からみて科学的には異論が十分にあり得たとしても、拒否行為が相応の科学的根拠に基づく以上、不法行為は成立しない」としている点について、徹底的に批判をする。これでは気象学会の主流と意見を異にする論文は、今後一切気象学会誌に載せなくてもよいことになる。これは科学進歩の否定であり、定款に違反する。

※※Web編集部より※※
 Webで読みやすくするため一部字句を修正しています。原文は「02.原告からの報告」にあります。