2010年5月30日 原告槌田敦は、以下の報告を公表した。 3月18日の地裁判決では、被告の「誤読」については一切判断せず、被告が「相応の科学的根拠をもって掲載することができないとした」と認定し、不法行為は成立しないとしたので、東京高裁に控訴することにした。
原告側は、すでに提出した控訴理由書を陳述する外、この理由書に加えて、判決を批判する追加的主張を準備書面として提出する。 すなわち、判決で「投稿者からみて科学的には異論が十分にあり得たとしても、拒否行為が相応の科学的根拠に基づく以上、不法行為は成立しない」としている点について、徹底的に批判をする。これでは気象学会の主流と意見を異にする論文は、今後一切気象学会誌に載せなくてもよいことになる。これは科学進歩の否定であり、定款に違反する。 ※※Web編集部より※※ Webで読みやすくするため一部字句を修正しています。原文は「02.原告からの報告」にあります。 |
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