2011年2月9日 原告槌田敦は、以下の報告を公表した。 第8回口頭弁論(2011年2月8日)では、被告準備書面(4)に対する反論として、原告準備書面(4)を提出した。また武田邦彦中部大学教授と池田清彦早稲田大学教授に証人をお願いし、引き受けていただき、証人申請をした。 武田教授には「東京大学による憲法違反という重要事情をかかえる名誉穀損事件」に関 して証言をお願いし、陳述書を書いていただき提出した。 池田教授には、 「CO2温暖化スキャンダル」に関する証言をお願いしている。 また、小宮山宏前東大総長、住明正東大教授、明日香東北大教授、山本政一郎元東大大学院生の被告側4人に対する尋問事項書を提出した。 一方、被告東京大学は、住明正東大教授、明日香東北大教授を被告側証人として申請し、陳述書(住陳述書、明日香陳述書)を提出した。次回口頭弁論で証言日程が決まることになる。 この事件は、そもそも小宮山前東大総長がCO2削減を麻生内閣に提案したことから始まった。ところが、本家I PCCで温暖化スキャンダルがうわさされるようになり、C02の排出量取引もうまく進みそうにもない。 そこで、小宮山前総長は何とかしたいとあせって、 「温暖化懐疑論に終止符を」(日経談話)ということで、反対する学者を人身攻撃して、その社会的影響力を殺ごうとし、職権により東京大学を利用した。その結果、東京大学という自他ともに認められた「学問の府」が、 「学問の自由に違反した」と、訴えられることになったのである。
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