14.日本学術会議

 2010年4月22日、槌田敦は日本学術会議に対して、学術討論会・「人為的CO2温暖化説」対「温暖化自然原因説」を開催することをもとめる申し入れをしました。

学術討論会開催の申し入れ書

「人為的CO2温暖化説」対「温暖化自然原因説」
2010年4月22日

学術会議会長                          
金沢一郎 殿
槌田敦
(元名城大学教授、物理学、環境経済学)

地球温暖化問題 学術討論会開催の申し入れ書
 4月30日、学術会議主催で、 「IPCC問題の検証と今後の科学の課題」として、公開シンポジウムが開催されます。
 しかしながら、この会の発言者を見るに、わずかな批判者を含みますが、圧倒的多数はIPCCの擁護者であり、余りにも政治的集会であると考えられます。
 科学者の代表として、学術会議がなすべきことは、このような政治的集会を開くことではなく、 「IPCC問題の検証」というのであれば、そのよって立つ「人為的CO2増による温暖化説」そのものの正否を学術的に検証することではないでしょうか。
 この説に真正面から対崎するものとして、近藤邦明氏と私は「CO2濃度増は自然現象」と題する論文を日本気象学会誌に提出しました。しかし、気象学会はこれを掲載しませんでした。一方、私は「原因は気温高、 CO2濃度増は結果」という論文を日本物理学会誌に提出し、掲載されました(物理学会誌 2010年4月号pp266-269)。

 この「温暖化自然原因説」によれば、
  1. 大気中のCO2濃度増について、人為起源の約半分が溜まったものではなく、大気中に含まれる人為的CO2は3.3年分でしかない。また、これ以上に増えることはない。したがって、人為的CO2は温暖化問題とはそもそも関係がない。
  2. 気温と大気中CO2濃度の変化率の関係から、
    (1)気温が原因でCO2濃度増は結果であるという事実、
    (2)CO2濃度が増加しない気温偏差の値はマイナス0.6℃であるという事実、
    このふたつの事実が近藤・槌田により発見された。これらの事実により「人為的CO2温暖化説」は完全に否定される。
  3. 温暖化やCO2濃度増が自然原因であることを示す証拠事実はこの外にも多数存在するのに対し、CO2濃度増で温暖化したことを示す証拠事実は存在しない。
 学術会議の使命として、両者のどちらが正しいか、について徹底して検証する必要があります。よって、学術会議主催による下記の学術討論会を開催するよう求めます。
学術討論会・「人為的CO2温暖化説」対「温暖化自然原因説」

以上


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Web編集,
2010/04/22 14:20